新緑の季節に散策するのにピッタリな、逗子市の名越切通~まんだら堂やぐら群の散策レポをご紹介します。

名越切通(なごえきりどおし)とは、鎌倉時代に尾根を掘り割って作られたとされる古道です。

鎌倉幕府の事績を記した『吾妻鏡』にも「名越坂」として登場し、現在まで残っているところがすばらしいですよね!

切通周辺には、鎌倉の防衛にも関係するやぐらや火葬跡など多く分布しています。

今回、散策ルートにある「まんだら堂やぐら群」もその一つで、期間限定「2018年4月21日(土)~5月28日(月)、2018年10月20日(土)~12月17日(月)」で公開されています。

また、鎌倉と三浦半島を結ぶ陸路として長いこと重要な役割を果たしており、昭和41年に切通し路周辺が史跡指定され、最終的には総面積11万平方メートル以上になりました。

逗子市は積極的に保存と活用を勧めており、これからも鎌倉時代のままの風情を残してほしいと強く願います!

まんだら堂やぐら群公開情報

■公開期間

平成30年4月21日(土)~5月28日(月)
平成30年10月20日(土)~12月17日(月)
土・日・月・祝日のみ(計48日間)

■公開時間

午前10時~午後4時

■場 所

逗子市小坪7丁目 国史跡名越切通内

■アクセス

①JR逗子駅バスのりば6番
亀が岡団地循環 緑ヶ丘入口 下車 徒歩8分
亀が岡団地北 下車 徒歩5分

②JR鎌倉駅バスのりば3番
緑ヶ丘入口行き  緑ヶ丘入口 下車 徒歩8分

■入場料

無料

※注意事項:荒天の際は閉鎖することがあります
(当日朝の段階で、警報等が発令されているときなど)
※車での来場は不可。

■参考情報

H30年度公開チラシ

 名越切通~まんだら堂やぐら群の散策レポ

コース概要

アップダウンの多い鎌倉の山の中では起伏が少なく穏やかで歩きやすいコースです。

山から逗子海岸が一望できたり、史跡や花も楽しめる、見所の多くてお得です♪。

休憩しながら歩いて2時間程度なので気軽に楽しめます。

今回の散策ルート

「京浜急行新逗子」 →「 亀ヶ岡団地口」→「第一切通」→「第二切通」→「まんだら堂やぐら群」→「第三切通し」→「石廟」→「展望広場」→「お猿畠の大切岸」

出典:逗子市ルート案内図

見どころ

なんといっても3つの切通しとまんだら堂やぐら群、お猿畠の大切岸が見どころです!。

鎌倉時代そのままの情景が大迫力で、中世の世界にトリップした気分を味わえます。

 

名越切通~まんだら堂やぐら群の散策レポ

今回はバスを使わず、京急新逗子駅から亀が岡団地口を目指して徒歩15分ほど歩いて到着しました。

駅を背に目印のセブンイレブンを過ぎてすぐ、左へ折れる細い路地に入ります。
路地を進むとすぐに、ものすごい傾斜の坂が登場します。雪の日に歩くのはかなり厳しい坂ですね!

しばらく道なりに歩くと二股に分かれた道が出現するので、右側の黒い建物「岡本音楽工房」側の道を直進します。

2~3分歩くと名超切通しへの入口が見えてきます。

まんだら堂やぐら群、限定公開のポスターが貼ってありました。

名越第一切通

1分ほど歩くとすぐに名越第一切通の立て札が見えてきます。

第一切通は、崖の高さ10m、最も狭い部分の幅が1m以下となっています。

発掘調査を行った結果、なんと、路面の下から複数の道路面が重なって発見されました。現在の第一切通の姿は江戸時代よりも新しいものであることが判りました。

鎌倉時代は現在の道の東側の役5m高いところにあった道路だそうです。第一切通しは時代が新しいものだったのが意外でした。

道は細く、地面に岩が埋め込んだりして歩きにくいです。敵が名越切通を通って鎌倉に攻め込めないように、わざと通りにくい道にしていたそうです。

まんだら堂やぐら群

第二切通しを過ぎると、限定公開の「まんだら堂やぐら群」の入口が見えてきます。

少し上るとやぐら群が眼の前に広がります。圧巻の景色です!やぐらとは、崖に四角い横穴を掘って内部に石塔を立ててて納骨・供養をする施設です。なんと、このやぐら群は150穴以上の存在するそうです。

鎌倉市内でも、これだけの数や保存状態の良いやぐらは少ないそうです。

13世紀後半頃から16世紀頃まで使われ、鎌倉と縁の深い地域や寺院にのみ存在する特殊な遺構と言われています。全国でも鎌倉でしか見ることができないなんて本当に貴重ですね!

まんだら堂やぐら群から歩くこと30分、鎌倉石指定文化財の「石廟」に到着。鎌倉時代の石造の墳墓堂は珍しいそうです。

石廟が設置された時期、鎌倉時代後期から南北朝期のものといわれ、現在、内部は空ですが、火葬骨を納めた蔵骨壺が納められていたそうです。

5分ほど歩くと視界が開けて展望広場へ到着しました。木々が生い茂っているので、パノラマビューとはいきませんが、広々として気持ちのよい場所です。

おやつ休憩を取ることにしました。ベンチが無いので、気の根っこに座って途中のパン屋さん(ブーランジェリー エス)で買ったダークチェリーパンをいただきました♪

マイルドなカスタードの甘さにダークチェリーの酸味がアクセントになってめちゃ、美味しいです!

展望広場から15分ほど歩くと「お猿畠の大切岸」の看板が見えてきます。

大切岸(おきりぎし)とは、山城などで敵の侵入を防ぐ人工的な崖のことです。長さ800m以上にわたって高さ3~10mにもなる切り立った崖が尾根にそって連続しています。

鎌倉幕府が三浦一族からの攻撃に備えた防衛遺構だと言われていますが、最近の調査では、現状の断崖は四角い板状の石材を切り出す作業を行った、石切り場の跡であると確認されました。

しかし、大切岸にかつて鎌倉を防御する目的が一切なかったと即断はできず、現在も再検討の必要性があるそうでうす。

なお、お猿畠という地名は、鎌倉を追われた日蓮が、この付近で三匹の白猿に助けられたという伝承からきたものです。

 

逗子市が一望できる眺めもなかなかのものです。

お猿畠の大切岸を過ぎると、うっそうとした木々に囲まれた階段が現れます。夕方になると怖そうな道です!

しばらく歩き、猿畠山法性寺(えんぱくさんほっしょうじ)祖師堂へ到着。

鎌倉時代、日蓮上人は他宗の僧ら数千人により松葉ヶ谷の草案が焼き討ちされるも、3匹の白猿によって祖師堂左にある岩窟に導かれ、難を逃れたそうです。

右下の石にお猿さんが掘られています。お猿さんは日蓮上人を救ったヒーローですね。

写真には写っていませんが、左側の崖にある岩窟に五輪塔が祀られています。

2時間30分ほど歩いたのでお腹がかなりすいてきました。

京急新逗子駅のそば「沖縄ごはんくくる食堂」にて、夫と自分とそれぞれソーキそば定食とラフテーそば定食を食べ、今回の名越切通しハイキングは終了。

今回立ち寄ったお店

ブーランジェリー エス

駅から5~6分ほど歩いたところにあるお店です。美味しいと思ったら、食べログでも評判の良いパン屋さんでした♪。

店内は小さいけれど味は保証つきの美味しさです。お手ごろな価格もうれしいですね。

おやつに食べたダークチェリーパン以外にクロワッサンも購入したのですが、ハイキング途中でうっかりつぶしてしまったので写真はありません。残念!

クロワッサンも冷めても香ばしくて本当に美味しかったです。

<お店情報>
住所:神奈川県逗子市逗子7-6-31
電話:046-872-2206
Map:

お店URL:ブーランジェリーエス食べログ

沖縄ごはん くくる食堂

逗子に来ると必ず立ち寄るお店です。

店内に入ると沖縄の雰囲気がただよい、本格的な沖縄料理が味わえます!

小さいお店なので、結構な確率で満席な事が多いので要注意です。ランチは11時台に行くと安心です。

ディナーはなんともいえず、予約はできないようなので、先にお店に電話して混雑状況を聞いておくとよいかもしれません。

お酒の種類も豊富なので、一度は夜にのみに行きたいお店です。

<お店情報>
住所:神奈川県逗子市逗子4-1-21 2F
電話:046-802-0996
Map:

お店URL:沖縄ごはんくくる食堂食べログ

まとめ

名越切通~まんだら堂やぐら群ハイキングは、思った以上に中世鎌倉を身近に感じられ、とても楽しい時間を過ごせました♪

春のまんだら堂やぐら群の公開は 5月28日(月)までです。日にちが迫っているので、ぜひ、一度訪れてみることをおすすめします!