
この記事では、あさイチで放送された「40代からの老化対策スペシャル」をご紹介します。
老化のカギを握るのは、老化物質「AGE」と「骨」
体の中にAGEが増えると、見た目が更けるだけじゃなく、がんや認知症などのリスクが上がります。
特に女性は、40代から急激に骨密度が減り、骨折のリスクもアップするんです!
そこで、この記事では、
- 40代から始める老化防止対策
- “AGE”にも“骨”にも効く、最強レシピ
について、ポイントを絞り分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

老化のメカニズムと対策を知り、若さと健康をゲットしましょう!
Contents
あさイチ流 40代から始める老化防止対策

老化のリスクを上げる大きな要因が、老化物質「AGE」の増加と骨密度の減少です。
AGEはざっくりいうと、タンパク質と糖が結びついて出来る物質です。
糖分を取りすぎると、AGEが増えて見た目や骨や内臓の老化を引き起こします。
そこで、AGEを増やさない方法と骨密度を上げる方法についてご紹介します。
老化物質「AGE」を増やさない2つの方法
体内のAGEを減らすには、次の2つの方法があります。
- AGEの少ない食べ物を積極的に食べる
- 血中のAIMを増やす
AGEの少ない食べ物は?
AGEの量は、次のメニュー別のAGEの量を参考にご覧ください。
AGEの量が少ないのが、お蕎麦やうどん、おだんご、コーヒーゼリー。
フライドポテト、ステーキ、ハンバーグなどが多いことがわかります。
カロリーからも何となく想像はつく結果ですよね。^^;
AGEは加熱するほど増えていく性質があります。
同じ食材でも、「ゆでる→焼く→揚げる」の順でAGEが多くなるんです。
例えば豚肉の場合、しゃぶしゃぶの3倍のAGEがとんかつに含まれてます。
成人一日あたりのAGEの限度量は15,000だそうです。
ステーキなどは、はるかに限度量を超えてますね!
じゃあ、”AGEの低いモノしか食べられないの??”と落胆しなくても大丈夫!
AGEの量は1~2週間で調整すれば問題ないそうです。
「AGEの食品をたくさん食べちゃった」という時は、翌日、控えるなど気をつければOKということですね。
血中のAIMを増やす
体に溜まってしまったAGEを減らす物質が「AIM」です。
タンパク質の一種で血液中に存在します。
AIMはAGEを見つけるとくっつく性質があり、そのAIMを目印にマクロファージ(免疫細胞)がAGEを食べてくれます。
他に、AIMはがん細胞などの体のごみも食べてくれます。
でも、女性の場合40代を超えるとAIMはどんどん減少してしまうんです。
AIMの減少対策としては、
- 青魚を食べてAIM増やす
- 果物のドリアンでAIMを活性化させる
という方法になるのですが、量を食べたり、ドリアンを手に入れるのは難しいですよね。
医療の研究チームでは、AIMの成分をサプリメントにする開発を進めているそうです。
そこに期待していきたいですよね。
骨密度を上げるには
女性は40歳を過ぎると一気に骨密度が低くなります。
45歳から65歳までの間に20%も減ってしまいます。
例えば、顔の骨密度が減ると、皮膚がたるみほうれい線が目立つようになるんです。
ほかにも骨折しやすくなるなど、悪影響が大きくなります。
でも、うれしいことに骨はいくつになっても若返りができるそうです!
その若返りの方法が次の2つの方法です。
- かかと落としをする
- 骨を増やす栄養素を摂取する
では、一つずつ見ていきましょう。
かかと落とし
骨を強くするのに効果的な運動が「かかと落とし」です。
(プロレス技じゃないです。^^;)
かかとに衝撃を与えると、振動が全身の骨に伝わって、骨を作る細胞が活性かします。
さらに、骨を作る時、オステオカルシンというホルモンが出ます。
オステオカルシンは骨の中から血管を通して全身に伝え、さまざまな臓器に「若返りのメッセージ」を伝えてくれるんです。
認知症などにも効果があるので、ぜひ、毎日取り入れてみましょう。
<かかと落としのポイント>
- 2秒に1回のペースで、両手を前に出して、かかとをドスンと上げ下げします。
- 一日50回を目安に行います。
- 膝が痛い人は、手すりにつかまったり、イスに座ったりして行います。
(効果は立ってかかと落としする場合と異なります)
骨を増やす栄養素を摂取する
骨を強くする栄養素には「カルシウム」「ビタミンD」「ビタミンK」があります。
この3つの栄養素は、骨に対して次の働きかけをします。
カルシウム・・・骨の材料を作る
ビタミンD・・・カルシウムの吸収を助ける
ビタミンK・・・骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ
これらの3つがそろって初めて骨が強くなります。
どれか一つ偏ってたべてもダメなんですね。
以下が3つの栄養素が多く含まれる食品です。積極的に取り入れていきましょう。
体内年齢を測るには?
家にある体組成計は、体脂肪や筋肉量から体内年齢を算出してます。
ですので、AGEの量(どのくらい老化物質がたまっているか)は確認できません。
AGE検査ができるクリニックを参考までにご紹介します。
◆銀座医院
→公式HP
◆渋谷セントラルクリニック
→公式HP
◆昭和大学医学部 糖尿病・代謝・内分泌内科
→公式HP
※番組に登場した山岸昌一教授の在籍する病院です。
“AGE”にも“骨”にも効く、最強レシピ
AGEにも骨にも効果があるレシピ2品です。
もずくとまいたけの酸辣湯(サンラータン)
最後の仕上げに「もずく」を入れるのがポイントです。
ただし、煮込みすぎるともずくの色が茶色くなってしまうので、すぐに火を止めましょう。
<材料・2人分>
もずく酢2パック(市販品)
鶏むね肉50グラム
まいたけ50グラム
しょうが少々
野菜のだし(昆布だしでもかつおだしでもOK)300ミリリットル
白すりごま少々
小ねぎ(刻み)少々<作り方>
- まいたけはほぐしておく。しょうがは細切りしておく。
鶏肉は刻んでおく。- 鍋に野菜のだしを入れて沸かし、鶏肉、まいたけ、しょうがを入れて煮る。
- 食材に火が通ったら、もずく酢を入れて味をつける。
- 器に盛りつけ、小ねぎとすりごまをそえる。
鶏肉とまいたけ、ブロッコリースプラウトの酢の物
ブロッコリースプラウトには、AGEを抑える「スルフォラファン」と骨を強化するビタミンKが豊富に含まれてます。
一石二鳥の優れた食材なんですね!
鶏肉は固くなりやすいので先に取り出すのがポイントです。
また、低温で蒸すことでシャキシャキの食感が楽しめます。
<材料・2人分>
鶏むね肉80グラム
まいたけ50グラム
たまねぎ4分の1コ
にんじん20グラム
酒少々
ぽん酢少々
大根おろし少々
ブロッコリースプラウト20グラム<作り方>
- 鶏肉は、1センチの厚さにそぎ切りしておく。
たまねぎは5ミリにスライスし、まいたけはほぐしておく。- 鍋に水200ミリリットルと酒少々を入れて沸かし、鶏肉を入れて火が通ったら取り出す。
- まいたけとたまねぎ、にんじんを入れて、火を止めフタをしたまま15分間、低温蒸しする
- 器に、鶏肉、たまねぎ、まいたけを盛りつけて、大根おろし、ブロッコリースプラウトをのせる。
老化の原因は”AGE”と”骨”!老化防止対策と最強レシピのまとめ
いかがでしたでしょうか。
あらためて、今回の内容をまとめたポイントです。
◆老化を防止するには「AGE」を減らし「骨密度」を上げる。
◆AGEを減らすには、一日当たりのAGEの限度量を超えないを食事をする。
◆骨密度を上げるには、かかと落としで骨を活性化し、骨を増やす栄養素「カルシウム・ビタミンD・ビタミンK」を摂取する。
いっぺんに実行するのは大変なので、できるところからぜひ、実践し、若々しい体をゲットしましょう!

まずは「かかと落とし」運動から!
でも、騒音には注意してくださいね。